電子マネーとして知られる楽天Edyは、一度チャージすると取り消しが出来ないとされています。
では、楽天Edyにチャージした残高を現金化するためには、どのような方法があるのでしょうか。



楽天Edyを現金化する方法は3種類
楽天Edyを現金化する方法は、大きく分けて3種類あるものの全ての方法が常に使えるとは限りません。
また、楽天Edyを管理しているのは楽天カード株式会社と楽天Edy株式会社という点を念頭に入れておく必要があります。




楽天EdyのICチップ故障に伴う払い戻し請求をする
楽天Edyの払い戻しは、他の電子マネーとは異なり原則的に払い戻しを行っていません。
例外的に払い戻しが行われる状況は、主に楽天EdyのICチップが故障した場合に限られます。ICチップ故障が起きた時には、自ら切断したり破損させたという故意によるものは保証されません。
あくまでもICチップ故障が自然に起きた場合のみ払い戻し請求を行うことでチャージ済みの残高を現金化可能です。
楽天Edyを使って購入した商品を買取店へ持ち込み転売する
電子マネーに共通する現金化方法としてよく知られる転売による方法は、楽天Edyであっても現物商品を購入して買取店へ転売することにより可能です。
実際に楽天Edyを現金化する最も多い方法が転売による手法であって、他の事情に関わらず比較的高額な現金化を行いやすいという特徴があります。
なぜなら、楽天Edyのチャージ上限額である5万円ギリギリの買い物を行うことにより、一度の手間で万単位の現金化を行えるからです。
換金率は購入商品と転売時の買取相場に左右されてしまうので、同一商品であっても購入時期と転売時期により換金額に差が生まれやすいです。
商品を売る方法で換金率が高いのは「ゲーム機」や「家電」です。
とくにゲーム機は限度額以下で買えるものも多くおすすめですよ。
返品手続きを行い現金で返金を受ける
換金率100%を目指すなら、楽天Edyにより購入した商品を返品処理することによる現金化をするしかありません。
返品を行うことは、最初から商品売買取引が無かった状態に戻すことになるからこそ、全額返金されるというメリットがあるわけです。
しかし、楽天Edyにて購入した商品は加盟店により購入処理の取り消しという手段を行える店舗が多い点に注意しなければなりません。
購入処理自体を取り消しされてしまうと、現金化に失敗して楽天Edy残高が戻されるだけという状態になります。
このため、最初から返品時に現金による返金が行われる店舗だと確認した上で行うことになるので、コンビニでの現金化が多くなりやすいです。


楽天Edyの払い戻しはICチップ故障時に限定されている
楽天Edyの払い戻しは、他の電子マネーとは異なり解約や退会を行っても原則として行われません。
実際に楽天Edyをおサイフケータイの機能により使用している場合には、楽天Edy残高の引き継ぎ方法が案内されるだけであって、払い戻し対象となるのはICチップが自然故障した場合に限定されます。


Edy残高払い戻し申請書を楽天カード株式会社へ送付する
楽天EdyのICチップが自然故障した場合には、Edy残高払い戻し申請書に楽天Edyカードを貼り付けした上で、楽天カード株式会社 Edyビジネスセンタ- Edy払戻し 係まで送付しなければなりません。
楽天Edyの故障カードそのものを現物貼り付け欄に添付した状態で送らなければならないので、おサイフケータイで楽天Edy機能を使っている場合にはコールセンターへ電話連絡して具体的な指示を仰がなければなりません。
あくまでも故障カードを添付することが出来る場合のみ、楽天Edy残高払い戻し申請書を出せると考える必要があります。
このため、楽天Edy機能を付与したICチップ搭載のスマートフォン用ジャケットカバーについては、現物のジャケットカバーそのものをそっくり提出出来る場合を除いて払い戻し対象外となります。
ANAマイレージクラブEdyカード残高払い戻し申請書を楽天カード株式会社へ送付する
AMAマイレージクラブEdyカードについては、最初からICチップ搭載カードとして発行されているので、ANAマイレージクラブEdyカード残高払い戻し申請書による払い戻し手続きが可能です。
あくまでも自然故障によりICチップ部分が動作不良になったことを証明する必要があることから、破損したEdyカードを添付して送らなければなりません。
破棄した楽天Edyは残高が保証されない
楽天Edyカードを破棄してしまうと、残高が払い戻しとなることなく保証されないシステムであることは、利用規約を確認すれば分かります。
楽天Edyは楽天カード一体型Edyに限り残高を引き継ぐ制度が充実しているので、手持ちの楽天Edyを他のカードへ移行手続きを行えるわけです。
楽天Edyには16桁の番号が付与されているので、番号を事前に控えた上で移行手続を行っておけば新しく入手した楽天Edyカードへ移行することが出来ます。
しかし、破棄してしまった楽天Edyについては残高がたとえ数万円残っていたとしても、残念ながら保証されないという点に変わりはありません。
楽天Edyを使って購入した商品を買取店へ持ち込めば自力で現金化出来る
楽天Edyを使った現金化を行う方法として、いつでも利用できる方法は現物商品を購入して買取店へ転売することです。
購入から転売までを全て自己完結出来るからこそ、手間さえかければ自力で現金化可能な方法として注目されています。
楽天Edy機能付き楽天カードのように、クレジットカードからのチャージを自動的に行えるオートチャージ機能を設定しておけば、1回の買い物額が5万円以内という範囲内においてならスムーズにクレジットカード経由での現金化わ行えます。


楽天Edyで購入可能な商品から高換金率の品物を事前に見繕っておきたい
楽天Edyは電子マネーの中でも使用可能な店舗数が多いので、家電量販店でも利用できる店舗が多いという特徴があります。
身近な所で利用可能な店舗が多いものの、チャージ額の上限が5万円という制限があることを忘れてはなりません。
家電量販店にて人気商品を調べてみると、5万円を超える商品数が比較的多いことに気がつくはずです。
高換金率の商品を探して楽天Edy決済による購入を行わなければ現金化出来ませんが、そもそも高額商品は楽天Edyで購入できないという点に注意する必要があります。
ブランド品を購入するならば、バッグは高額すぎて手が出ないために小物や財布といった身近なブランド品が対象となりやすいです。
楽天Edyを利用可能な店舗でれば、種類を選ばずに利用できる点が魅力です。
このため、買取店へ事前に問い合わせて換金率を確認しておけば、最初から目当ての高換金率商品について目星を付けた上で相対購入商品については価格交渉に臨めます。
楽天Edyでは金券類の購入は出来ないがAmazonギフト券チャージタイプのみ購入可能
楽天Edyにより実店舗にて金券類の購入は出来ませんが、例外的にAmazonギフト券チャージタイプのみ購入可能です。
Amazonギフト券には全部で10種類の券種が存在しており、チャージタイプを選択すると紐付けられているAmazonアカウントに直接ポイントとして付与される仕組みとなっています。
このため、Amazonギフト券買取業者へギフト券を転送するといった方法が使えないために、Amazonギフト券買取業者への売却による現金化を行えません。
楽天Edy機能付き楽天カードを使って現物商品を購入してから転売すると、楽天カード株式会社からは何を購入するために楽天Edyを使ったのか知られてしまいます。
楽天Edyへチャージしてから商品を購入して転売したとしても、他のクレジットカード経由でなければ楽天グループ内の情報共有により楽天カードをチャージ元として楽天Edyへチャージした場合はクレジットカード利用停止対象となりかねません。
そこで、敢えてAmazonギフト券チャージタイプを楽天Edy決済にて購入し、Amazon内で何を購入して転売したのか楽天グループには追えない形を取るわけです。
Amazonギフト券チャージタイプならAmazonポイントを使ってギフト券を購入出来る
Amazonポイントを使って購入可能な商品には、Amazonギフト券は含まれていないものの、マーケットプレイスへ不定期に出品されているデジタルギフト券ならば購入可能です。
楽天Edy決済によりAmazonギフト券チャージタイプを購入する最大のメリットは、手間をかけてでもiTunesカードやGooglePlayカードといった換金性が高いデジタルギフト券への交換が可能となる点にあります。
現物商品として何を購入したのかバレないように行うだけでなく、Amazonと楽天Edyは無関係だからこそ使い道についてまで詮索されることがありません。
通販サイトを使わずに実店舗で購入した商品をすぐに買取店へ持ち込み出来る
楽天Edyを現金化する際に自力で換金出来るというメリットは、楽天Edy加盟店が身近な所に数多く普及しているからこそ出来ることです。
ブランド品取扱店だけでなく家電量販店や身近なドラッグストアといった場所でも楽天Edyマークが掲示されていれば使用可能です。
買取店には種類があるので、ブランド品に強い店舗から家電買取を得意とする所まで、転売先を先にチェックして買取額を把握すれば、身近な所で複数店舗から金額が安い場所を選べます。
通販サイトを使えば仕入れ値を最安にすることは出来るものの、配送を使うために日数がかかってしまうことは確かです。
このため、通販サイトを使わずに自分で向かえる範囲内で購入可能な商品を楽天Edy決済にて行い、買取店へ転売することが出来れば自力で必要な時に最短即日で楽天Edyを現金化可能です。
楽天Edyに対してオートチャージ機能をクレジットカードとの紐付けにより行っておけば、繰り返し楽天Edy決済を使った現金化を行うことが可能です。
返品を使った楽天Edyの現金化にはコツがある
電子マネーを現金化する際によく使われる方法として、返品により返金を現金にて行う方法での現金化があります。
一定のルールを知った上で事前調査を行わなければ、返品による楽天Edyの現金化は失敗してしまうわけです。


コンビニで煙草を購入して返品すると確実に現金にて返金される
コンビニのレジは数多くの電子マネー払いやQRコード決済に対応しているので、大手コンビニチェーンは楽天Edyに対応していることが多いです。
コンビニで取り扱いがある商品は、食品や雑貨日用品が多いので、1点あたりの商品が1,000円以上となるケースは少ないと考えられます。
しかし、例外的にまとめ売りをしている商品として、レジ裏に並んでいる煙草はカートン売りをしていることが一般的です。
特定銘柄のみしかカートン売りしていないことはありますが、1カートンで5,000円以上となるからこそ1人で2カートン程度購入することは珍しくありません。
コンビニならば半径2km圏内に1店舗しかないという地域は相当な田舎となるので、都市部ならば数店舗以上は確実に複数のチェーン店が存在するはずです。
1店舗で1カートンしか購入しなくても楽天Edyのチャージ限度額が5万円である点を考えれば集中している各店舗を一通り回ってから返品することで手間を最小限に留めることが出来ます。
また、コンビニでは商品が破損していない限り返品を柔軟に受付してくれるだけでなく、電子マネーについては現金にて返品処理することになっているので、銘柄を買い間違えたという体裁で何ら問題ありません。
多くがアルバイト店員であって、オーナーや店長であっても何度か繰り返して返品をしない限りは怪しまれることはありません。
返品による現金化を狙うならば、普段とは異なる生活圏で行えば顔を店員に覚えられるリスクも減らせます。


他の楽天Edy加盟店では返品が即日で行われないことがある
楽天Edy加盟店での返品は、コンビニ以外で行うと現金による返品ではなく本来の楽天Edy決済取り消し処理によるEdy残高復元が行われます。
なぜなら、楽天Edy加盟店は楽天Edy決済により決済手数料を支払うことになるので、現金による返品が行われてしまうと店舗側が本来は決済手数料のみ負担しなければならないからです。
コンビニで返品時に現金による返金が行われることは、元々決済手数料が安くコンビニ本部と加盟店の利益配分がロイヤリティーにより変わる独自の方式であるため、目先の決済手数料よりもアルバイト店員でも可能な簡便性が優先されるからです。
楽天Edyの返品に伴う取り消し処理を頻繁に行っていない限りは、上役により正確な処理が必要となるため、返品手続きが即日で行われないことが珍しくありません。
また、電子マネー払いで返品を行う際には、原則として購入した店舗の該当する端末でのみ行うことが出来るので、どの端末にて決済が行われたのか確認した上で一旦該当端末でのレジ決済を停止して処理する都合から返品手続きを翌日の開店前に行うといった運用をしている店舗もあります。


楽天Edy加盟店の中には返品時に取り消し処理を律儀に行う店舗がある
楽天Edy加盟店は電子マネーの普及率が近年ほど高くなる前から加盟している店舗が多いので、初期の頃から加盟している店舗ほど返品時に取り消し処理をしっかり行う所が少なくありません。
大規模チェーン店ならば楽天Edy決済手数料は大した金額ではないために見逃しても良いと考えますが、小規模店では現金での返品が増えると運転資金に影響が出てもおかしくありません。
手数料が勿体ないという条件に加えて、返品時に現金にて返金してしまうと楽天Edy決済による売上が後日振り込まれるまでの間は、該当店舗が自腹で返金分を立て替えなければならないわけです。
多少手間が掛かってでも取り消し処理が出来るならば、楽天Edyの取り消し処理を行うことが店舗のためにもなるという考え方をしています。


楽天Edyの現金化は複数の方法から最適な手段を選んで実行しよう
楽天Edyを現金化するためには、最大3つの方法から選択出来るものの、常時実行可能な方法は限られています。
手間と日数をかけてじっくり現金化するか、最短即日で現金化可能な手段を取るのかといった現金化方法の選択は、本人のフットワーク次第と考えられます。
楽天Edyは原則として使い切りの電子マネーだという認識を持っていれば、何をどのような方法で購入して現金化すれば良いのか残高に応じて現金化方法を使い分けることが出来ます。