JCBは、日本のクレジットカード会社であり、海外でも利用できる国際ブランドです。
そんなJCBクレジットカードは、国内で発行数が最も多いとされていますが、現金化するにはどのような点に注意すると良いのでしょうか?


そのあたりが詳しいお銀や、説明してあげなさい。

ご隠居。
JCBクレジットカードは現金化する方法とは?
クレジットカードのショッピング枠を利用した現金化の方法
- 自分で現金化する方法
- 現金化業者を利用する方法
JCBクレジットカードではどちらでも現金化できます。
自分で現金化する方法
自分で換金率の高いブランド品や金券などをクレジットカードで購入し、それを買い取り業者に売ることで現金化します。
メリット
- 一人で現金化できる
- 高い換金率が見込める・・など
デメリット
- 換金率を高めるための情報収集・・など
現金化業者を利用する方法
メリット
- 即現金化できる
デメリット
- 自分で現金化する場合と比べ、換金率はどうしても下がってしまう
- 質が悪い業者が混じってしまう
利用前には優良業者であるか十分に確認するようにしてください。


一方でJCBクレジットカードの現金化はハードルが高いと言われています。
次章で詳しく説明しますね。
JCBクレジットカードの現金化は実はハードルが高い?その理由とは?
JCBクレジットカードは現金化には不向きなクレジットカードと言われています。
その理由としては・・・
- 利用停止となるリスクが高い
- 換金率が低くなりやすいこと
- 他のクレジットカードと比べ取り扱っている現金化業者が少ないこと
が挙げられます。
カード利用の不正を常にチェックしているため現金化には不向き
現金化に不向きと言われる一番の理由は、JCBが現金化に対して厳しい姿勢であることが挙げられます。
JCBは、他のクレジットカード会社と比べて特に現金化への取り締まりを厳しくしています。
例えば、換金性の高い商品を大量に購入した場合などは、高い確率で自動検知システムに引っ掛かってしまいます。
自動検知システム
過去の不正利用データを元に24時間365日カード利用を監視しているシステムです。
仮に自動検知システムに引っ掛かり、不正が疑われる場合は、一旦カード利用停止の措置が取られます。
カード利用停止の措置が取られたあとは
JCBからの電話確認で疑いが晴れれば再度カードを利用できますが、現金化がばれてしまうと、そのままカードの利用停止となるのはもちろんのこと、強制退会や一括支払いまで求められる可能性まであります。
そうなってしまうと以後はJCBクレジットカードを作成することはできなくなるでしょう。
しかし、クレジットカードの現金化は、あくまでもクレジットカード利用規約の違反です。
仮に一括支払いを求められても支払うことができれば、ブラックリストに登録されることもありませんので、他の国際カードブランドのクレジットカードには影響はありません。


つまりJCBとそのクレジットカードの接点がそれだけ少なくなりますので、その分現金化の難易度は下がります。
しかし過信は禁物ですよ。
決済手数料が高く換金率が低くなりやすい
クレジットカードを利用した場合、お店側は業種によって1~10%の間で決められている決済手数料をカード会社に支払わなければなりません。
JCBでは海外保険など豊富なサービスを提供しているため、他のクレジットカードよりも決済手数料が高めに設定されています。
従って、現金化業者を利用してJCBクレジットカードを現金化する場合、その決済手数料の分だけ現金化業者に支払う手数料も高くなってしまうので、結果として換金率が低くなってしまうのです。
取り扱い店舗が少ない
JCBは日本のクレジットカード会社ですので国内での取り扱い店舗数は多いものの、海外においては、マイナーなカードブランドと言わざるを得ない状況です。
従って現金化業者が、海外の決済代行会社と提携している場合は、JCBクレジットカードを取り扱っていないことがあります。

他に不向きと言われるクレジットカードはあるのですか?

JCBと同じく、自社でカード発行も行っているアメックスも現金化には不向きと言われています。
やはり、現金化へのチェック体制が厳しいことが要因ですね。
自分で現金化するにはハードルが高いので、現金化業者を利用する方が換金率は下がっても安全と言えるでしょう。
JCBクレジットカードを自分で現金化する場合の注意点
JCBクレジットカードを現金化することは、他のクレジットカードを現金化するよりもハードルが高くなってしまいます。
しかし、それでもJCBクレジットカードしか手元になく、自分で現金化しなければならない場合もあるでしょう。
これから自動検知システムに引っ掛かることなく、自分で現金化するコツについて解説していきます。
高額商品は購入しない
普段のJCBクレジットカードの利用状況にもよりますが、いきなり高額商品を購入することは控えましょう。
JCBクレジットカードの現金化が初めてのカード利用であるならば、10万円を超えない程度の少額にしましょう。
換金率の高い商品は購入しない
新幹線の回数券やブランド品などは、換金率が高い商品として現金化が強く疑われますので、JCBに限らずクレジットカード会社では特に警戒します。
こちらも普段の利用状況によりますが、場合によっては購入した時点で利用停止になる可能性も十分にあります。

金券ショップでも換金率が高いけど・・・。

金券類はJCBギフトカードで購入できません。
しかし、JCBのサイトや販売店、電話で、JCBギフトカードがJCBクレジットカードで購入できるようになっています。

では、JCBギフトカードを購入して、それを金券ショップに持っていけば、現金化できるということですか?

JCBギフトカードはJCB加盟店であれば使えますし、金券ショップでの換金率も高いです。
1,000円券と5,000円券の2種類がありますが、5,000円券の方が換金率は高いようですね。
しかし、購入出来ると言っても現金化目的はクレジットカード規約違反であることには変わりありません。
ばれてしまうと即利用停止になりますから、高額購入、短期間に複数回購入はしないようにしてくださいね。
同一商品を複数購入しない
同一商品を複数購入することは、高い換金率の商品購入と同じくらい危険な購入方法です。
換金率の低い日用品など複数購入することが不自然でない商品であれば問題ありませんが、家電製品やブランド品などは同じ商品を複数購入することは明らかに不自然です。
このような不自然な購入は、JCBに現金化を疑われてしまいますから絶対にしないようにしてください。
自分で現金化するよりも現金化業者を利用する方がはるかに安全
自分で現金化をする場合に避けること
- 高額
- 高換金率の商品購入
- 同一商品の複数購入
つまり低換金率で低額商品を購入しなければなりませんから、現金化できる金額も少額になりがちです。
それよりも現金化業者を利用する方が、自動検知システムに引っ掛かることなく現金化できますし、最終的には現金化できる金額も多くなるかもしれません。
本当にJCBクレジットカードの現金化が必要か利用する前によく考えよう
そもそもクレジットの現金化は、カードローンなどの借入と違い、審査がありません。
お金が必要な場合、審査がなくスムーズに資金調達ができることは非常に大きなメリットです。
もし、他のクレジットカードや他の資金調達方法があるのであれば、そちらを優先して利用する方が良いでしょう。


そんなことはありませんよ。
JCBクレジットカードの現金化は、ハードルは高いですが、借入ではありませんから審査がありません。
その分資金を手にできるまでの所要時間も圧倒的に短いです。
お金が必要な人にとっては何よりも大きなメリットでしょう。
JCBクレジットカードの現金化では調達コストを確認するようにしましょう
JCBクレジットカードを自分で現金化する場合は、少額、低換金率の商品での現金化に限られます。
一方で、現金化業者を利用する場合は、決済手数料が高いため換金率が低めに設定されています。
業者選びは慎重にする
クレジットカードの現金化は、カードローンを始めとした借入とは違い、関係法令も整備されていない状況にあるため、悪徳業者を取り締まる法律もありません。
従って、中には悪徳業者が紛れ込んでいる可能性が十分にあり、場合によってはクレジットカードの情報を盗まれることや、資金が振り込まれないこともあり得ます。
現金化業者を利用する場合は、事前に優良業者かどうかを必ず確認するようにしましょう。
自己破産ができなくなる可能性が
クレジットカードの現金化は違法ではないものの、場合によっては破産法に定められている「不当な債務負担行為」とみなされることがあります。
この「不当な債務負担行為」とみなされてしまうと、自己破産できなくなってしまう可能性があります。
自己破産を回避するためのJCBクレジットカードの現金化で、結果として自己破産ができなくなってしまうという皮肉な結果にもなりかねません。
JCBクレジットカード現金化のハードルは高いものの不可能ではない
借入とは違うJCBクレジットカードの現金化は、手軽な資金調達の方法です。
一方でJCBクレジットカードは、チェック体制が厳しいことから、現金化には不向きのクレジットカードです。
しっかりとポイントを押さえて、安全、安心な現金化を心がけるようにしましょう。