家賃や通信料金、水道料金、ガス代、電気代などの支払い期日が迫っていて、資金繰りにお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、専業主婦・主夫の方や失業中などで収入がない場合や、過去に金融事故を起こして信用情報機関に事故情報が登録されている場合は、クレジットカードの審査に通りません。
それでも、「家族がクレジットカードを保有している」というケースは多いでしょう。
そんな方は、「家族名義のクレジットカードのショッピング枠を現金化したい」と考えつつも、「でも、法的に大丈夫なのだろうか」「具体的にどうやって現金化したら良いのだろうか」と不安を覚えていらっしゃることでしょう。
本記事では、家族名義のクレジットカードのショッピング枠を現金化することの法的な問題点や、具体的な現金化の手法について徹底解説いたします。
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家族名義のクレジットカード現金化の法的問題
一般的にクレジットカードの利用規約には、「名義人以外の利用を禁止する」という主旨の規定があります。
そのため、家族名義のクレジットカードを現金化することが合法なのか違法なのか分からなくて不安に感じられる方がいらっしゃるかもしれません。
結論を先に述べると、同意を得た上で家族名義のクレジットカードを利用して現金化を行うことは、少なくとも刑事罰には問われないと考えられます。



最高裁判所の判例
最高裁判所は、2004年2月9日の決定(『最高裁判所刑事判例集』58巻2号、p.89)において、他人名義のクレジットカードの使用について、「名義人からカードの使用を許されていたとしても詐欺罪が成立する」という主旨の判断を下しています。
ただし、これは「カード使用者と名義人との間に面識がない事件」の裁判における判断であり、家族間にそのまま適用できるといえるかどうかは不透明です。
家族が代理権を付与している場合は刑事罰に問われない
最高裁判所の判例を見ると、「家族のクレジットカードであっても他人名義のクレジットカードなのだから、本人以外が利用すると詐欺罪に該当するのではないか」と心配される方がいらっしゃるかもしれません。
しかし、法学者による「この判例は、家族から同意を得た上で本人の代理として利用する場合には効力が及ばない」とする見解があるので安心してください。
具体的には、立命館大学大学院法務研究科教授の松宮孝明による「クレジットカード使用と詐欺罪」(『立命館法學』2013年第5号)という論文に見解が記載されています。
この論文によると、「クレジットカードの名義人による使用と同視しうる特段の事情がある場合は、判例の適用外となる」という主旨の解釈がされており、「家族間でのカードの貸借では、カード会員と異なる人物がカードを提示したということだけで詐欺罪が認められることはないと解してよい」と述べられています。
つまり、「名義人が家族に代理権を付与した上で、家族が使用する場合」は、実質的に名義人自身が利用しているとみなせるため、詐欺罪に問われることはないでしょう。

家族名義であっても民事上の責任は問われる可能性はある
家族名義のクレジットカードを使用した場合、刑事責任が問われなかったとしても、民事上の責任が問われる可能性はあるので注意してください。
クレジットカードの利用規約には、一般的に「名義人以外の利用を禁止する」という内容の記述があります。
これは、家族であっても例外ではありません。
そのため、万が一、家族名義のクレジットカードを利用していることが発覚すると、カードの利用が停止されたり、一括で返済を求められたりする可能性があります。
ショッピング枠の現金化も、「クレジットカードの利用」の一種です。
名義人以外の利用は禁止されているので、何らかの原因でカード会社の知るところになると厄介です。
適度に利用することが重要です。
一度に大きな金額を現金化すると、カード会社の監視システムに探知されたり、調査が入ることがあります。
あくまでも、「一時的な資金繰り」として、ほどほどの範囲で現金化を行う方が良いでしょう。
家族名義のクレジットカード現金化を行う具体的手法
ここからは、家族名義のクレジットカードのショッピング枠を現金化する具体的な方法をご紹介いたします。
大きく分けて、「自分自身で換金しやすい商品をクレジットカードで普通に購入し、それを何らかの方法で売却して現金を入手する方法」と「現金化業者を利用する方法」が存在します。
なお、現金化業者を利用する場合、身分の証明や名義人の代理としてクレジットカードを使用していることの確認を求められる可能性があるという点に注意しましょう。



換金しやすい商品を自分自身で購入して売却する方法
おすすめの方法は、換金しやすい商品を自分自身でクレジットカードのショッピング枠で購入して、何らかの方法で売却することです。
現金化業者の利用は、名義人本人の意思確認が必要になるため、手続きが面倒というデメリットがあります
なお、購入した商品は、リサイクルショップや中古ゲーム屋などに持ち込んだり、フリマアプリやオークションサイトに出品したりして売却して現金化することが可能です。
写真を撮影したり、梱包・発送などの手間がかかり、最初は戸惑うかもしれません。
しかし、慣れると簡単に出品から売却までを行えるようになるので心配いりません。
現金化業者を利用する方法
基本的に多くの現金化業者では、本人以外の名義のクレジットカードの現金化には応じていません。
やはり、法的に微妙な部分があり、グレーゾーンの商売なので、なるべくトラブルを避けるために、本人名義のクレジットカードしか対応していないケースが多いものと考えられます。
ただし、一部の現金化業者では、名義人の許可がある場合に限り、家族が代理でクレジットカードのショッピング枠の現金化を行うことを認めています。
家族名義のクレジットカードのショッピング枠を現金化したい場合は、対応しているかどうかを現金化業者に問い合わせてみましょう。
家族名義のクレジットカードにも対応している業者で現金化を行う際の具体的な流れを示すと、以下のようになります。
②名義人に電話で意思確認
③ショッピング枠を使って何らかの商品を購入
④キャッシュバックまたは業者が買い取り
なお、実店舗ではなく、インターネット上のウェブサイトを利用して現金化を行っている業者の場合、トラブルを回避するために、現金の振込先がカード名義人と同じ名義の口座に限定されています。
そのため、名義人に秘密のまま現金化することはできません。
必ず名義人に意思確認が行われるという点が面倒な部分です。
現金化業者を利用するよりは、自分自身で何らかの商品を購入して売却する手法をおすすめします。
家族名義のクレジットカードで現金化業者を利用する際の注意点
名義人の身分証明書や「家族に代理権を与えた」という内容の文書が必要になったり、名義人本人に電話で意思確認が行われたりすることがあります。
勝手に家族名義のクレジットカードを使用して、秘密のまま現金化業者でショッピング枠の現金化を実行することは不可能といって良いです。
失業中や専業主婦・主夫で収入がないとか金融事故を起こしたといった事情で自分名義のクレジットカードを保有していない場合は、夫や妻、親の名義のカードを使いたくなることがあるかもしれませんが、必ず許可を得てからにしましょう。
なお、どうしても許可が得られない場合は、家族名義のクレジットカード現金化は諦めて、他の手段(携帯キャリア決済やNP後払いの現金化など)を検討しましょう。
ちなみに、家族名義のクレジットカードではなく、自分名義の「家族カード」であれば、本カード会員の意思確認などは不要です。

「クレジットカード現金化家族名義」に関連したよくある質問
ただ、家族カードは利用履歴が共有されてしまうので、家族に現金化がバレてしまうリスクがあるので注意してください。
業者を通さず自分で現金化するために他人名義や拾ったカードを使った場合、カードで購入する行為自体が犯罪(詐欺罪)となります。
もし、本人確認や電話での確認が不要の業者があれば、悪徳業者の可能性が高いため危険です。
電話確認無しの業者の注意点を下記のページで解説してるので、こちらも読んでみてください。
家族名義のクレジットカード現金化は名義人の代理として適度な金額の範囲内で実行しよう
家族名義のクレジットカードでも、ショッピング枠の現金化は可能です。
ただし、現金化業者を利用する場合、名義人本人の意思確認が必要となったり、家族に代理権を付与した旨を記載した文章の提出が必要になったりして、手続きが煩雑です。
そのため、自分自身で何らかの商品をクレジットカードのショッピング枠を使って購入し、それを売却することをおすすめします。
ただし、あくまでも一時的な資金繰りの手段として現金化を行ってください。
あまりに大きな金額を一気に現金化すると、カード会社のシステムが「イレギュラーな取引」と検知して調査が入ることがあります。
クレジットカードの利用規約には、一般的に「名義人以外の利用を禁止する」という主旨の規定が存在します。
万が一、家族名義のクレジットカードを利用したことがカード会社にばれると、カードの利用停止や一括返済を求められたりすることがあるので注意しましょう。
ほどほどの金額に留めておくことが重要です。
なお、家族名義のクレジットカードを無断で使用してはなりません。
必ず、名義人の許可を得た上で利用しましょう。
名義人が家族に代理で使用することを認めている場合は、刑事罰の対象とはならないので安心してください。
ただし、民事上の責任が問われる可能性はあるので、やりすぎは禁物です。
必要最小限の金額だけ現金化を行い、資金繰りが落ち着いたら返済しましょう。
本記事が、家族名義のクレジットカード現金化について調べている方のお役に立つことができれば幸いです。