「家賃や水道光熱費、社会保険料、税金の支払い期限が迫っているのに手持ちの現金が足りない」
「葬儀に参列する際の香典を用意しなければならない」
など、様々な事情から現金を早急に用意しなければならない状況に直面することがあります。
そのような状況に陥った場合は、クレジットカードのショッピング枠を現金化してみてはいかがでしょうか。
キャッシングの利用限度額を上限まで使い切ってしまっていても、ショッピング枠が残っていれば資金繰りが可能です。
ただし、ショッピング枠の現金化は、クレジットカードの利用規約で禁止されています。
そのため、万が一カード会社に発覚した場合、カードの利用を停止されたり、一括返済を求められたりするリスクがあります。
規約違反をせずにショッピング枠の現金化を行いたい方には、「競馬を利用した現金化」がおすすめです。
競馬場や場外馬券場ではなく、インターネットを利用すれば、クレジットカードのショッピング枠で馬券を購入できます。
その馬券で得られる賞金を現金として入手できるという仕組みです。
本記事では、競馬でクレジットカードの現金化を実行する方法やメリット・デメリットについて徹底解説いたします。



クレジットカードで購入できるのは中央競馬の馬券のみ
日本の公営競馬
- 中央競馬
- 地方競馬
中央競馬は、日本中央競馬会(JRA)が主催している競馬であり、原則として土曜日と日曜日に開催されます。
地方競馬は、地方公共団体が主催している競馬であり、地方競馬全国協会(NAR)が統括しています。
中央競馬と異なり、平日も開催されています。
中央競馬は、「JRAダイレクト」という仕組みにより、インターネットを通じてクレジットカードのショッピング枠で馬券を購入できます。
ただし、地方競馬は、クレジットカードのショッピング枠で馬券を購入することができません。



JRAダイレクトで使用できるクレジットカードは7種類
JRAダイレクトでは、クレジットカードのショッピング枠で馬券を購入できます。
ただし、全てのクレジットカードが使えるわけではないので注意してください。
JRAダイレクトで使えるクレジットカードを挙げると、以下のようになります。
- JCBカード(「MyJCB(マイジェーシービー)」の登録が必要)
- 三井住友カード(「Vpass(ブイパス)」の登録が必要)
- UCカード(「アットユーネット」「本人認証サービス」の登録が必要)
- MUFGカード(「MUFGカードWEBサービス」の登録が必要)
- DCカード(「DC Webサービス」の登録が必要)
- NICOSカード(「Net Branch」の登録が必要)
- 楽天カード(「楽天e-NAVI」「本人認証サービス」の登録が必要)
これら7種類のクレジットカード以外はJRAダイレクトで使用できません。
なお、各カード会社が提供するサービスの登録が必要です。

競馬でクレジットカード現金化を行うメリットとデメリット
JRAダイレクトを利用してクレジットカードのショッピング枠の現金化を行うことが可能です。
が、メリットだけではなくデメリットも存在します。
メリットとしては、法律やカード規約に違反しないという点です。
法律・ルールを遵守したい人に向いている現金化方法です。
また、現金化業者を利用したくない人にもおすすめです。
デメリットとしては、使えるクレジットカードの種類が限定されていることが挙げられます。
また、中央競馬は土曜日か日曜日にしか開催されていません。
なお、競馬はギャンブルであり、必ず勝てるとは限らず、負けることもあります。
そのため、競馬に詳しくない人が手を出すと、換金率が低くなる可能性があります。
ある程度、競馬について学んでおくことが必要でしょう。



競馬でクレジットカード現金化を実行するメリット
- カードの利用規約に違反しない
- 業者を利用せずに自分自身で現金化が可能
- 競馬の知識があれば購入金額以上のリターンを得られる
最大のメリットは、カードの利用規約に違反しないことです。
そのため、利用規約違反としてカードの利用を停止されたり、一括返済を求められるリスクがありません。
また、当然のことながら、刑事上も民事上も法律に違反しておらず、完全に合法です。
なお、業者を利用せずに自分自身で現金化できることもメリットです。
現金化業者の利用はカード規約に違反することになってしまいます。
また、悪徳業者も存在するため、利用には細心の注意が必要です。
JRAダイレクトを利用した現金化なら安心・安全です。
ちなみに、競馬に詳しい人ならば、馬券を購入した金額以上のリターンを得ることが可能です。
ただし、個々の馬の血統や性質、競馬場の芝の調子など、様々な要素が絡んでくるため、競馬で勝ち続けることは簡単ではありません。

競馬でクレジットカード現金化を実行するデメリット
競馬を利用してクレジットカードのショッピング枠を現金化するデメリットを挙げると、以下のようになります。
・1ヶ月の利用限度額は50,000円
・中央競馬は土曜日か日曜日にしか実施されない
・払い戻しは月曜日以降になる
・ギャンブルなので必ず勝つとは限らない
JRAダイレクトでは7種類のクレジットカードしか利用できない点が最大のデメリットです。
利用可能なカードを保有していない場合は、他の現金化方法を考えましょう。
なお、1ヶ月の利用限度額が50,000円となっているので、あまり大きな金額は現金化できません。
また、中央競馬は土曜日か日曜日にしか開催されないため、平日にはチャレンジできません。
ちなみに、払い戻しはクレジットカードの引落口座に振り込まれるため、勝ったとしても即日で現金を入手することができません。すぐに現金が欲しい場合は、別の手段を検討してください。なお、ゆうちょ銀行以外の場合は月曜日、ゆうちょ銀行の場合は木曜日に払い戻しとなるので注意しましょう。
当然のことながら、競馬はギャンブルなので、勝つこともあれば負けることもあります。負けてしまえば、馬券を購入した金額は無駄になってしまいます。ただし、「複勝」の馬券を購入すれば、負けるリスクを最小限に留めることが可能です。
初心者は人気の馬を複勝で買おう
- 単勝(1着になる馬を当てる馬券)
- 複勝(3着までに入る馬を当てる馬券)
- 応援馬券(1頭の馬の「単勝」と「複勝」を同時に購入できる馬券)
- 枠連(1着と2着になる馬の枠番号の組合せを当てる馬券)
- 馬連(1着と2着になる馬の馬番号の組合せを当てる馬券)
- 馬単(1着と2着になる馬の馬番号を着順通りに当てる馬券)
- ワイド(3着までに入る2頭の組合せを馬番号で当てる馬券)
- 3連複(1着、2着、3着となる馬の組合せを馬番号で当てる馬券)
- 3連単(1着、2着、3着となる馬の馬番号を着順通りに当てる馬券)
- WIN5(JRAが指定する5レース全ての1着馬を当てる馬券)
この中で初心者におすすめなのは「複勝」です。
複勝は、選んだ馬が3着以内に入れば的中になるので、勝つためのハードルが低いことが特徴です。
なお、単勝のオッズが1.0~1.2倍程度の馬が3着以内に入る確率は80%前後といわれているので、なるべく人気の高い馬を複勝で買いましょう。

競馬を利用したクレジットカード現金化は利用規約に違反したくない人にはおすすめ
「JRAダイレクト」という仕組みを利用すると、クレジットカードのショッピング枠を使って、インターネット上で迅速・簡単に馬券を購入できます。
ただし、使えるクレジットカードの種類が限定されているので注意が必要です。
競馬を利用したクレジットカード現金化は、カードの利用規約や法律に違反しないというメリットがあります。
また、業者を使わずに自分自身で現金化できるので、悪徳業者の被害に遭うリスクがありません。
ただし、JRAダイレクトで買える馬券は中央競馬のものだけであり、開催日は土曜日か日曜日のみとなっている点がデメリットです。
土曜日か日曜日に開催されたレースで勝ったとしても、即日で現金化することができず、月曜日(ゆうちょ銀行の場合は木曜日)まで待たなければなりません。
すぐに現金が必要な人には不向きな手法といえるでしょう。
なお、1ヶ月の利用限度額が50,000円と少ないので、多額の現金が必要な人は別の手段を検討してください。
また、競馬はギャンブルなので必ず勝てるわけではありません。
購入金額以上のリターンを目指すのであれば、相当な研究が必要となります。
ただし、80%程度のリターンで良ければ、人気の馬を複勝で買っておけば実現可能です。
本記事が、競馬を利用したクレジットカードのショッピング枠の現金化について知りたい方のお役に立つことができれば幸いです。