クレジットカード現金化業者の詐欺事例！逮捕された業者も

クレジットカード現金化の詐欺業者によくある手口

クレジットカードの現金化は、すぐに現金を手に入れるための有効な手段の一つです。

しかし、利用する人が多い分騙そうとする人も少なくありません。
いわゆる詐欺業者というやつです。

どの世界にもいるとは思いますが、残念なことに現金化業者の中にも、利用者のお金を狙う悪質な業者が存在しています。

その手口はさまざまですが、騙されないようにするためには、利用する側もしっかりとした知識を身につけておくことが重要です。

ここでは、詐欺業者に騙されないようにするために、よくある手口について紹介していきたいと思います。

申し込み後に振り込みがされずに音信不通に

最近では少なくなりましたが、申し込みをした後に指定した口座にお金が振り込まれず、確認しようとしても連絡がとれなくなってしまうケースがあります。

申し込みをして取引をした後なのでキャンセルすることもできず、利用者には負債だけが残ってしまうという最悪のケースになります。
このような状態に陥ってしまうと、業者側から連絡が来ない限りは話をすることすらできません。

現金がすぐに必要だからといって、利用する業者のことをよくリサーチせずに、換金率などをパッと見ただけで判断するのは非常に危険なことです。

結果的に泣き寝入りするしかないということになってしまうため、現金化業者を選ぶ際は必ず信頼できる優良業者を利用するようにしましょう。

表示されている換金率を大幅に下回る

利用した業者のサイトなどに表示されている金額を、大きく下回る金額が振り込まれるというケースも少なくありません。
なぜそのようなことが起こるのかというと、ホームページなどに記載されている「換金率○○％」という数字は、特定の条件を満たした人が対象となっているためです。

よくあるケースとしては、100万円以上の商品を購入した人限定であったりすることが多いです。

しかしよく考えてみてください。
現金化を利用する人は手元にお金がないため、損することを承知で現金化業者を利用しています。

今後クレジットカード会社からの請求が来ることを考えると、100万円以上の商品を購入できる人なんてほとんどいませんよね。

表示されている換金率や説明された換金率と違うと連絡をしても、「条件を満たしていない」という理由で、相手にしてもらえるケースはほとんどありません。

また、このような場合は実際にお金が振り込まれているという事実があるため、その金額で納得してしまう利用者が多いのも現実です。
このような被害を防ぐためにも、最終的にどの程度の金額が振り込まれるのかを正確に業者側に確認しておくことが必要不可欠となります。

膨大な手数料が設定されている

現金化業者のホームページを見ると、だいたい80～90%ぐらいの換金率が表示されています。
しかしこの数字を鵜呑みにしてはいけません。

理由は、換金率が高くても結果的に高額な手数料を取られてしまうため、表示されている換金率では現金化することができないからです。

クレジットカードの現金化を利用する際に、業者側が手数料を取ることは珍しいことではありません。
優良な現金化業者であっても手数料は取られます。

しかし手数料の相場は10くらいであり、悪徳業者の場合は40～50%というありえない高額な手数料を取ろうとすることがあります。
こんなに高い手数料を払っていたのでは、換金率がいくら高くても意味がありませんよね。

大きな損をすることが目に見えています。
クレジットカードの現金化を行う際は、どうしても換金率に目がいきがちですがそこだけでなく、手数料もしっかりと確認しておくことが重要になります。

キャンセルしようとするとキャンセル料を請求してくる

たとえば申し込みをしたときに高い手数料を提示され、申し込みをキャンセルすると高いキャンセル料を取られるなどといった詐欺の手口も見られます。

クレジットカード決済前であれば、業者側に費用負担はないので、無料でキャンセルすることができるはずですよね。

しかし、キャンセルをしようとすると

「今まで対応したことによる料金を払え！」
「もうすでに契約済みだから違約金を払え！」

などと言われ、高額なキャンセル料を請求されます。

もちろん業者側のこの行為は立派な脅迫罪なので、このような被害に遭った場合は、可能であれば電話の内容などを録音して警察に相談しに行くようにしましょう。

このようなキャンセル料の請求は、特に初めて現金化を利用した人がターゲットになりやすい傾向があります。
理由は現金化に対しての知識が浅く、それが当たり前なんだと思い込んでしまうからです。

しかしそのようなことはないので、もし高額なキャンセル料を請求された場合は、決済前であれば無料でキャンセルできるはずだということを強く主張しましょう。

カード情報などの個人情報を悪用する

クレジットカードでの現金化を行う際は、利用する業者に対して個人情報を提供する必要があります。
名前や住所だけでなく、クレジットカードの情報や電話番号、メールアドレスなども業者側に知られることになるわけです。

悪徳業者はこの個人情報を利用してお金を請求してきたり、しつこく勧誘のメールなどを送信してきたりするケースがあります。

また「振り込め詐欺」という手口も流行っています。
初回はちゃんとした取引をして利用者を安心させ、その後振り込んだ金額を再度業者側の口座に振り込むことにより、カードのショッピング枠を増額できるなどの甘い言葉を利用者にかけてきます。

もちろんその言葉を信じて振り込んでしまうと、そのお金が返ってくることは二度とありません。
お金に困っている利用者の足元を見た非常に悪質な手口ですよね。

しかし実際に行われているという現実があるので、甘い言葉に引っかからないようにしてください。

中には個人情報を第三者に売却するという悪徳業者も存在するため、クレジットカードの現金化を利用する際は、必ず信頼できる業者を利用するようにしましょう。

クレジットカード現金化の詐欺業者と優良業者を見分けるポイント

一言で現金化業者といっても、その数はたくさんあるため、どの現金化業者が信頼できるのか判断するのは難しいですよね。

まず頭に入れておきたいのは、優良業者だけでなく悪徳業者も存在するということです。
そのため詐欺業者に騙されないためには、優良業者と比較して、怪しい部分がないかをしっかりと事前にチェックしておくことが大切になります。

しっかりとチェックをしないと自分が損することになりますし、大きなトラブルに巻き込まれる可能性も否定できません。
それでは一体どの部分を比較すればいいのでしょうか。

ここでは悪徳業者と優良業者の違いについて紹介していきたいと思います。
申し込む前にしっかりとリサーチを行えば、悪徳業者に騙される可能性はグッと下がるので必ず確認するようにしましょう。

換金率が相場と比べて高すぎないか

クレジットカードの現金化を行う際に重要となる換金率ですが、換金率には相場というものがあり、調べればだいたいの換金率の相場がわかります。

その換金率が、相場を大きく上回るような場合は警戒するようにしましょう。
うまい話に騙されてはいけないということです。

換金率は利用者が一番気になる部分なので、高く表示させることによって利用者の目を引き、利用した結果騙されるというパターンもはよくある手口です。

現金化を複数回行っている人は、このようなからくりには引っかかりませんが、初めて利用する人は引っかかりやすいので特に注意が必要になります。

換金率に目がいってしまう気持ちはわかりますが、そこばかり注目していると悪徳業者の思うつぼなので、換金率だけでなく全体を見るようにしてくださいね。

手数料などの記載がわかりにくくなっていないか

現金化業者のホームページを見てみると、換金率については大きく表示されていますが、手数料などについてはしっかりと記載されていないことがあります。

換金率だけを信じてしまうと高額な手数料がかかることを忘れてしまい、実際に振り込まれる金額が少ないといという事態に陥ってしまうため気を付けてください。

そのような事態を防ぐために、優良な現金化業者であればホームページの中に、換金率だけでなく手数料についても細かく書かれていることが多いです。

また利用金額や換金率、手数料などを加味して、最終的にどれだけの金額が振り込まれるのかを電話やメールで教えてくれます。

悪徳業者の場合は、手数料に関する記載が曖昧だったり、そもそも手数料に一切触れていないというパターンが多いです。
優良業者と悪質な詐欺業者を見極めるための判断基準にもなるので、しっかりと確認しましょう。

会社情報などをしっかり掲載しているか

現金化の業者に限らず、会社の情報が明確に記載されていない会社は利用者として不安がありますよね。

悪徳業者の場合は、その大事な情報がしっかりと記載されていない場合が多いです。
特に、代表者の名前や所在地が詳しく記載されていないことが目立ちます。

また、所在地が記載されていても実在しない可能性もあるため、検索して確認しておくことも必要になります。
もしその住所を検索しても業者の名前が確認できなければ、悪徳業者である可能性が高いので、利用することは避けるようにしてください。

代表者の名前に関しても、しっかりとフルネームで書かれていなければ怪しむ十分な理由になります。
同じような苗字なんてたくさん存在しますよね。

そのため、優良業者を利用するためには、必ず明確な情報が記載されている業者を選ぶようにしましょう。

運営実績が5年以上あるか

優良な現金化業者を選ぶ際に一つの基準となるのが、運営実績が5年以上あるかどうかです。
5年というのはあくまで目安ですが、要するに長い期間運営しているかどうかというのがが非常に重要になります。

長い期間運営を続けられるということは、利用者から多くの支持を受けているという証のようなものです。

健全な運営をしているからこそリピーターも多く、口コミの内容を見てみても「また利用したいと思います」「とても丁寧に対応してくれました」などの良心的な口コミが目立ちます。

つまり、5年以上運営を続けている現金化業者は利用者からの信頼が厚く、安全に利用できる優良な現金化業者だといっていいでしょう。

悪徳業者の場合は、利用者からの評価が低くリピーターもいないため、長い期間運営するのは難しいといえます。

取引の流れが買取方式になっているか

買取方式で現金化を行うには、「古物商許可」が業者側に必要となります。
古物商許可とは、中古品を売買したりするために必要な許可のことです。

買取方式で現金化を行う場合は、必ずこの古物商許可をとることが「古物営業法」という法律で定められています。
しかしこの古物商許可が必要なのは、あくまで買取方式の方法で現金化を行っている業者に限られ、キャッシュバック方式での現金化などには必要ありません。

また、古物商許可を取得している業者は、サイトの中に12桁の古物営業許可番号を記載しています。
買取方式での現金化を行っていて、古物営業許可番号が記載されていない現金化業者は、警戒したほうがいいかもしれません。

また、買取方式の場合は本人確認が必ず必要となるため「本人確認なし！」と謳っている現金化業者も、利用することを避けた方がいいでしょう。

クレジットカード現金化の詐欺業者の摘発事例

例としては少ないですが、過去には現金化業者が出資法違反容疑で逮捕されたことがあります。

2011年に初めて現金化業者が逮捕されるという事件が起きていますが、この事件は業界を震撼させたとても有名な事件です。

なぜ有名かというと、初めて現金化業者が摘発されたということもありますが、この事件をきっかけに現金化業者も雑な運営をしていると、貸金業者と見なされる可能性があるという前例ができたことが挙げられます。

最近では2022年に、違法な高利貸をしたとして、世田谷区で7人の現金化業者関係者が逮捕されました。

内容としては、まず自分たちが運営する通信販売業者で、利用者計5人に合計約380万円のパソコンを買わせます。
それを約254万円で買い戻すことにより、その差額分の約126万円を利息として受け取っていたという容疑です。

なんと人によっては、法で定められた約80倍の金利だったそうです。

詐欺被害に遭った時は相談先は国民生活センターに相談

現金化業者を利用してお金が振り込まれなかったり、個人情報を悪用されるなどの被害に遭った場合は、まず国民生活センターに相談するようにしましょう。

消費者がトラブルに遭った場合に相談することができ、もし必要だと判断されれば調査も行ってくれます。
一人で抱え込まず、専門家に相談することによって精神的にもラクになることができますよ。

国民生活センターや消費者生活センターにまずは相談して

現金化業者を利用して詐欺の被害に遭った場合は、国民生活センターや消費者センターに相談することが重要です。

現金化業者とのトラブルについては、なかなか一人で解決することは難しいと思います。
そこで専門家に相談して的確なアドバイスを受けることにより、今後自分がとるべき行動などを助言してもらうことができます。

基本的には電話で詳しい話を聞かれると思うので、被害に遭った現金化業者の名前や、どのような経緯でその現金化業者を利用したかなどの情報をすぐに答えられるようにしておきましょう。

一番良くないのは問題を解決せずにそのまま放置してしまうことなので、必ず解決に向けて、国民生活センターや消費者生活センターに相談するようにしてください。

警察に相談してもすぐに動いてくれるかは規模の大きさによることも

インターネットなどで調べてみると、詐欺の被害に対して「警察はすぐに動いてくれない」「警察に相談しても無駄」ということがよく書かれていますが、実際はどうなのでしょうか。

正確に言うと、詐欺被害に対して警察が動いてくれないというのは誤解です。
詐欺に対しても、警察はしっかりと動いてくれます。

しかし、被害額が少額であったり十分な証拠を集められていない場合などは、警察に相談してもすぐには対応してくれないこともあります。

特に証拠があるかないかは、警察がすぐに動いてくれるかどうかの大きな要因になるので、サイトのURLややり取りをしたときのスクショなどを可能な限り集めておくようにしましょう。

また、もし警察が動いてくれても解決するまでには時間がかかってしまうため、最初の相談先としては、やはり国民生活センターや消費者生活センターがベストだと言えるでしょう。

カード会社に相談するのは現金化がバレるのでNG

現金化の詐欺にあった場合は、警察や国民生活センターなど相談するところはいろいろとありますが、クレジットカード会社に相談するのは絶対にやめましょう。

理由は言うまでもなく、クレジットカードの現金化という行為がカード会社にバレてしまうからです。

クレジットカードの現金化は、法律に反する行為ではありませんが、クレジットカード会社は基本的に利用規約の中で現金化を禁止しています。

カード会社に現金化がバレてしまうと、利用停止や強制解約などの処分を受けることになります。

強制解約になってしまうと、残高の一括請求を求められてしまうので非常にリスクが高く、現金化したという状況を考えれば、返済することも難しいはずなので気を付けるようにしましょう。

つまりクレジットカード会社に相談するということは、現金化をしたということを自供しているようなものなので必ず避けるようにしてくださいね。

クレジットカード現金化の詐欺に関するよくある質問

クレジットカードの現金化は、すぐに現金を入手したい人にとってとてもありがたい存在です。
スマホが1台あれば24時間いつでも申し込むことができますし、振り込みのスピードも速いのでたくさんの人に利用されています。

しかしその裏には優良な業者だけではなく、悪徳な詐欺業者がいることも忘れてはいけません。
ここではクレジットカードの現金化詐欺に関して、よくある質問に回答していきたいと思います。

業者を利用した後に知らない番号からの電話が増えたのですが？

現金化業者を利用するためには、名前や住所、電話番号などの個人情報をて提示しなければなりません。
初めてその業者を利用する際には、本人確認も必要となります。

一概には言えませんが、現金化業者を利用した後に知らない電話番号から電話がかかってきた場合は、その業者が第三者に対して個人情報を漏洩したことによる勧誘の電話である可能性がとても高いです。

もし電話に出て、家の固定電話の番号やクレジットカードのセキュリティ番号などを答えてしまうと、恐喝やカードの不正利用などのさらなるトラブルに巻き込まれてしまう可能性があるので注意するようにしてください。

詐欺を避けるにはどうすればいいですか？

詐欺に遭わないようにするためには、利用する業者が優良業者か悪徳業者かを見極める必要があります。

少しでも怪しいと感じたら利用をやめ、ほかの優良な現金化業者を利用するようにしましょう。
ホームページの情報だけでは判断できない場合は、実際に利用した人の口コミや評価を見るのも一つの方法です。

しかし口コミを調べるときの注意点として、悪徳業者が自分の会社に良いように自作自演で投稿している可能性もあるため、信頼できる口コミサイトなどの情報を見るようにしてください。

利用者も詐欺として捕まることはありますか？

者が逮捕されたということは過去に一度もありません。

理由は、クレジットカードの現金化は法律違反ではないからです。
しかし現金化はとてもグレーな方法であり、社会的な問題になっていることは事実として挙げられるので、今後の法改正などで利用できなくなる可能性もあります。

また、法律には違反していなくても、現金化という行為そのものはクレジットカード会社の規約に反する行為なので、バレてしまうと利用者側にもカードの利用停止や、強制解約などのペナルティーが科せられることもあるので注意してください。

現金化の詐欺が減らないのなぜですか？

現金化業者の詐欺行為が減らない理由として、まず詐欺罪は立証するのがとても難しいということが挙げられます。
詐欺罪を立証するためには多くの証拠が必要になるため、騙された側がその証拠を用意できないという事実があります。

その結果、被害者は泣き寝入りするしかなくまってしまうのです。
ヒドイ業者になると申し込みをした後にお金が振り込まれず、連絡が取れなくなってしまうため、被害者側ではどうすることもできない状態に陥ってしまいます。

基本的に悪徳業者がターゲットとして狙うのは現金化を初めて行う人が多いため、そのような人が減らないというのも詐欺が減らない理由の一つといえるでしょう。

業者と反社会的勢力とつながっていることもありますか？

その業者が悪徳業者であった場合、反社会的勢力と繋がっている可能性は十分に考えられます。

そのような場合は、自分の知らないところで個人情報が売買されていたり、クレジットカードを不正に利用されたりなどの被害に遭うケースが多いです。

また、甘い言葉で利用者を騙してお金を振り込ませる、振り込め詐欺などもあるので注意してください。

このような被害に遭わないためにも、申し込みをする前に必ず自分で優良業者であるかどうかをリサーチし、安全に利用することが必要となります。
万が一悪徳業者を利用してしまい、詐欺などの被害に遭った場合は、警察や国民生活センターに相談するようにしてくださいね。

クレジットカード現金化の詐欺業者に騙されないよう細心の注意を払おう

クレジットカード現金化の悪徳業者やサギ業者の手口・特徴・見分け方をご紹介しました。

クレジットカード現金化の悪徳業者は、現金が振り込まれないとか振り込まれた金額が違うと言ったものだけでなく、現金は問題なく受け取れたのに後日トラブルが発生するということもあります。

悪徳業者は個人情報を利用して商売をしていることもありますので注意が必要です。
クレジットカード現金化を利用する時は、利用前にしっかりと業者を調べて悪徳業者は絶対に利用しないようにしましょう。