銀行カードローンは低金利で担保・保証人なしなどメリット多数！

お金がすぐ必要なとき、銀行カードローンは魅力的な借り入れ方法です。

でも利用した経験が無いと、金利や審査時間など、他の融資との違いが分かりません。

そこで、銀行カードローンについて次のことを解説いたします。

銀行カードローンとはどういった特徴があるのか、基本から分かりやすく説明していきます。
クレカのキャッシングなどと比べても、便利で使い勝手の良い借り入れ方法です。

銀行カードローンとは？

そもそも銀行カードローンとは、個人向けの融資の一つです。
ローン専用のカードや銀行のキャッシュカードを使うため、カードローンと呼ばれています。
借入や返済の取引は、提携ATMがあればコンビニからも利用可能。
借りる金額やタイミングなど、契約後の自由度の高さが特徴です。

カードローンには、銀行の行う銀行カードローンの他に、消費者金融カードローンもあります。
さらにカードでお金を借りる方法には、クレジットカードのキャッシングも。
どれも似た個人向け融資サービスなので、それぞれの特徴や違いを理解することが大切です。

銀行カードローンを選ぶ理由は？

他にも借り入れ方法がある中で、銀行カードローンを選ぶ理由は何か？
一つは、銀行が行っているサービスであることです。
知名度も高く、普通預金に使っている銀行でも利用できるなど便利だから。

さらに銀行は信用度も高く、消費者金融よりも安心感があります。
ヤミ金（無登録業者）に騙される心配もないため、初心者でも安全に利用可能。
他にも後述する様々なメリットがあるため、銀行カードローンは選ぶ理由の多い魅力的な借り入れ方法です。

銀行カードローン・消費者金融・キャッシングの違い

カードローンは、銀行の他に消費者金融でも利用できます。
ただし、適用される法律などに違いがあり、全く同じサービスではありません。

そこで、用途が自由で手軽にお金が用意できる次の3種類の違いを比較します。

• 銀行カードローン
• 消費者金融カードローン
• クレジットカードのキャッシング

となります。

金利が有利なのは銀行カードローン

金利は借入額によって変わりますが、キャッシングは高い傾向が。
数百万円の借入になると、カードローンはどちらも一桁台と低く借りやすくなります。
ただし、少額利用の金利は、銀行カードローンが15％以下が多く有利です。

審査時間はキャッシングが早い

審査時間が早いのは、クレジットカードのキャッシングです。
表ではどれも最短即日となっていて、変わらないと思うかも。
実際はキャッシング枠有りで事前に申請して通っているなら、審査の必要がありません。
あくまでも最短即日というのは、新たにクレカを申し込む場合です。

カードローンは、銀行系も消費者金融も最短即日審査に対応。
ただ、消費者金融カードローンは、最短数分など同じ即日でも早いのが特徴です。

銀行カードローンは、平日なら大抵は即日で審査結果が分かります。
でも時間がかかり、少し待つことに。
場合によっては、結果が出るまで3日程度かかります。

銀行カードローンだけ銀行法

一番大きな違いが、適用される法律です。
銀行カードローンは、銀行が行うため「銀行法」が適用されます。
でも消費者金融とクレジットカード会社（信販会社）は、ノンバンク（銀行以外の金融機関）です。
そのため、どちらも「貸金業法」の対象になります。

関係法律が違うため、銀行カードローンだけは、年収の1/3までしか融資できない総量規制の対象外！
もちろん返済能力を考慮されるから、結果的に限度額はそれほど変わりません。
クレカのキャッシングは、ショッピング枠との兼ね合いもあるため、限度額が低めです。

ちなみに3種類ともカードを使うため、コンビニなどの提携ATMからも借入が可能。
返済方法に口座引き落としや提携ATMが利用できるのも同じです。

それぞれの借入方法が向いている人

銀行カードローンが向いているのは、こんな人です。

銀行カードローンは、金利が全体的に低く、収入があれば借入限度額も高く設定できます。
しかも高額になるほど低金利で借りられるため、まとまったお金が必要な人におすすめです。

消費者金融カードローンが向いているのは、こんな人です。

消費者金融カードローンは、会社によって利息0円となる無利息期間が設定されていることがあります。
30日間が多いものの、レイクのように60日間利息0円で借りられる場合も。
期間内に完済できる予定がある人なら、利息を払わずに済むからおすすめです。

クレジットカードのキャッシングが向いているのは、こんな人です。

キャッシングは、既にクレカがあるなら、審査や申請をしなくても借りられるから便利。
しかも少額の場合、金利はカードローンと比較しても大きく違いません。
手軽に少額を用意したい人におすすめです。

銀行カードローンのメリット

銀行カードローンを選ぶ理由に、多くのメリットがあるからと説明しました。
そこで実際にどういったメリットがあるのか、詳しく解説。
メリットを魅力に感じるなら、銀行カードローンが向いています。

安心の低金利

銀行カードローンは、低金利で借りられるのがメリットです。
金利が低ければ、それだけ返済総額が少なくて済みます。

そもそも金利は利息制限法により、

と上限が定められているんです。
でも下限には決まりがありません！
提供する銀行や消費者金融、信販会社ごとにバラバラ。

借入額によって金利は変わりますが、銀行カードローンでは次のように、高額借入時は1％台があるなど低いのが特徴。

さらに少額で利用したときも、15％未満で済みます。

ですが消費者金融カードローンでは、銀行カードローンに比べて若干ですが高くなります。

特に少額利用時は、ほとんどが18％です。

キャッシングは元々限度額が低いため、高額利用に向きません。
三井住友カードで15～18％などと、最低でも15％と利息が高いんです。
少額利用時は18％が多く、それだけ総支払額が多くなります。

このように銀行カードローンは、他と比べて低金利で借りられるのがメリットです。

担保・保証人が不要で利用可能

銀行カードローンには、利用に当たって審査があります。
でも担保や保証人が不要だから、気軽に利用できるのがメリットです。
保証人を探す必要が無いため、知り合いにバレずにコッソリと利用できます。
隠れてお金を用意しやすい、便利な借入方法です。

ただし、保証会社の保証を受けられるのが利用条件。
ブラックリストに入っているなど、保証が受けられないと審査に落ちます。

使い道が自由で便利

同じ銀行でも、住宅ローンやマイカーローンなど、使い道が決まっている融資もあります。
でも銀行カードローンは、使い道が決まっていないのがメリット。

急な冠婚葬祭への対応や、生活費、限定商品の購入など、事業性資金を除いて自由に使えます。
お金の用途を気にせずに済むから、使い勝手が良いんです。

しかも住宅ローンなどは、一度にまとまった額を借り、後は返済を続ける仕組み。
でも銀行カードローンであれば、申し込んで決まるのは限度額だけです。
そこから、いつ・いくら借りるかは、あなた次第。
その都度、必要な額だけを自由に借りて、返済すれば良いのもメリットです。

24時間365日、いつでも借入・返済が可能

銀行カードローンは、ATMからも利用できるのが特徴です。
しかも利用銀行の他に、提携先ATMからも利用可能。
コンビニATMを利用すれば、深夜に飲み代などを用意するのも簡単です。
メンテナンス時間を除く24時間365日、いつでも借入や返済ができるのがメリット。

オンラインで手軽に申し込める、銀行カードローンもあります。
ネットバンクを利用すれば、外出しなくても自分の口座へ借りたお金の振込も可能。
借入や返済に時間や場所を選ばないため、使い勝手の良い借入方法です。

融資限度額が高い

銀行カードローンは、融資限度額が高いのがメリットです。
これはノンバンクのカードローンやキャッシングと違い、総量規制の対象外だから。

総量規制の対象だと、他の借入も含めて収入の1/3までしか借りられません。
でも銀行カードローンは、返済能力に問題が無ければいくらでも借りられます。

もちろん審査があるため、限度額が極端に高くはなりません。
でも複数の借入があるときに、まとまった額を用意しやすいから便利です。

1回の申請・審査で何度でも使える

1回カードローンの申請をして審査が通れば、その後は限度額を超えなければ何度でも使えるのがメリットです。
他のローン商品は、必要になるたびに申請と審査が必要。
自動車ローンなど、人生で何度も使わないとしても、毎回手続きをするのは面倒です。

銀行カードローンであれば、契約時の限度額内であれば、繰り返し何度でも利用可能！
もちろん返済をすれば、その分は利用可能額として復活します。
だから何度も申請や審査を受けずに済むので便利です。

融資を受けなければ、当然返済の必要も無いので、使わないときの負担もありません。
もし将来的にお金が必要になりそうなら、早めに申し込んでおくのもありです。

銀行口座があればバレにくい

銀行カードローンは、ノンバンクよりバレにくいのがメリットです。
消費者金融カードローンでは、取引にローン専用のカードが必要になります。
でも銀行カードローンでは、普通預金のキャッシュカード一枚で兼用できる銀行が多いんです。

普通預金口座を持っていれば、何枚もカードを持つ必要がありません。
しかも見た目はキャッシュカードだから、知り合いに見られてもバレる心配なし。
こっそりと使いたいなら、普通預金のある銀行に申し込むのがおすすめです。

銀行カードローンのデメリット

銀行カードローンには、多くのメリットがありました。
ですがデメリットもあるので解説します。
あなたの状況に合わせた借入方法を選ぶことが、後悔しないためには大切です。

金利に高い傾向がある

銀行カードローンは、担保や保証人が必要ありません。
そうなると融資したお金を回収できないリスクがあるため、保証会社を利用します。

この保証会社への費用負担も金利に反映されるので、他の銀行ローンと比べて、金利に高い傾向があるのがデメリットです。

ただし、数百万円といった高額利用になれば、借入利率は他と比較しても同程度。
あくまでも十万円程度の利用だと、15％前後と大幅に高い金利になるだけです。
逆に利用金額が少ないほど、短期間で完済しやすいはず。
金利は不利ですが、すぐに返済を終えれば、影響は少なくて済みます。

借りやすい分、返済が長期化しやすい

銀行カードローンは、ノンバンク系と違い総量規制の対象になりません。
だから他で借入があっても、高額融資を受けやすいサービスです。
しかも限度額までは、何度も繰り返して簡単に借りることができます。

1回の利用は少額でも、気がついたら借金額が高額になっている可能性が。
借りやすいからと頻繁に利用していると、返済が長期化しやすいのがデメリットです。

返済が長引けば、それだけ利息負担も多くなることに。
計画的に利用して、早めに返済を終えることが大切です。

審査に時間がかかる

銀行カードローンは、審査に時間がかかるのがデメリットです。
ただし、以前は最短でも翌営業日が多い状況でした。
これは銀行が、利用者が反社の人間かどうか確認するため。
警察庁のデータベースを反社情報照会システムとして利用していて、回答を待つ必要があったからです。

でも2023年6月からは、平日ならば即日で回答が得られるようになりました！
だから審査結果は最短即日で分かるものの、回答を待つ必要があります。
そのため、ノンバンク系の最短数分などと比較すると、どうしても審査に時間がかかることに。
時間に余裕を持って申し込むことが大切です。

信用情報に記録される

銀行カードローンを利用すると、信用情報に記録されます。
返済が遅れたりすると、信用情報にキズが付く可能性があるのはデメリット。
当然、延滞期間が長いと、ブラックリスト入りする可能性もあります。

信用情報にキズが付くと、今後のローン審査やクレカの新規作成などで悪影響が。
審査に落ちる可能性が出てくるので、注意してください。
信用情報に記録されても、延滞などをしなければ何も問題ありません。

希望契約上限額によっては収入証明書が必要

申し込む際の希望契約上限額によっては、以下の収入証明書の提出が必要になることがあり、手間がかかるのはデメリットです。

これは貸金業法で、50万円を超える借入の場合、収入を証明する書類の提出が必要と定められているから。
銀行カードローンは銀行法ベースですが、同じ基準で自主規制を行っていることが多いんです。
あくまでも自主規制なので、auじぶん銀行カードローンのように、60万円以上で必要になる銀行もあります。

ちなみに貸金業法では、他社を含めて合計100万円を超える借入でも、収入証明書の提出が必要です。
でも銀行カードローンでは、こちらは必要ない場合がほとんど。
他に借入があっても、銀行カードローンが借りやすい理由です。

銀行カードローン利用時の注意点

銀行カードローンは便利ですが、利用時には注意点もあります。
便利なだけで利用すると、後悔する可能性も。
大事なお金に関することなので、事前に注意点を確認してください。

返済計画を立て、毎月の返済額を把握する

銀行カードローンを利用する際は、計画的に利用することが大切です。
借入額の把握はもちろん、返済計画を立て、毎月の返済額もしっかりと把握すること。

返済額が分かっていないと、追加で借りる事態になる可能性があります。
特に借入時残高スライドリボルビング方式の返済方法だと、返済額が借入額によって変わることに。
急に引き落とし額が増えると、生活費が足りなくなる可能性もあるので注意してください。

多くの銀行やノンバンクでは、サイト上に返済シミュレーションが用意されています。
金利などの計算が苦手でも、返済額や返済期間が簡単に分かるので活用してください。

長期利用による負担を避ける

銀行カードローンは、ノンバンク系に比べれば金利は低い傾向があります。
でも長期利用は金利の負担が増えるだけ。
できるだけ早めに完済することが大切です。

定額リボルビング方式で、毎月決まった額の返済でも、特に問題はないと思うかも。
ですが長期利用になりやすく、それだけ総支払額が増えていくので注意してください。

できるだけ臨時返済（繰り上げ返済）を活用して、短期間で完済するのがおすすめです。
カードローンは利息を日割りで計算するので、1日でも早いほど余計な負担が避けられます。

他のローンやクレジットカードとの使い分け

銀行カードローンが便利だと言っても、他のローンやクレジットカードとの使い分けも大切です。
一時的にお金が足りないだけなら、消費者金融カードローンも考えてください。
無利息期間を活用することで、すぐに完済すれば余計な出費を避けられます！

少額利用ならクレカのキャッシングでも、あまり金利が変わりません。
わざわざ銀行カードローンを申し込まなくても、対応できる可能性があります。

銀行にはフリーローンもあり、まとまった額が1度だけ必要なら、カードローンより有利な場合も。
しっかりと他の借入方法とも比較し、使い分けることが大切です。

返済が遅れると延滞損害金が発生

銀行カードローンの返済が遅れると、延滞損害金が発生するので注意してください。
1日でも遅れると、通常の利息の他に延滞損害金を追加で払うことに！
通常の金利より高い設定が多いので、遅れればそれだけ返済額が膨らみます。

何より信用情報に記録が残ると、今後の借入に悪影響の出る可能性が。
返済の遅れはデメリットばかりなので、避けてください。

銀行カードローンの申し込み方法

銀行カードローンの基本的な申し込み方法を紹介します。
これまで借入をした経験が無い人も、簡単に利用できるから安心してください。

この中でも早く手軽な銀行の公式サイトからの申し込み方法を紹介。
ちなみに他の方法でも、必要な提出書類などに違いはありません。

SETP1：申し込み条件を確認

銀行カードローンは、誰でも利用できる訳ではありません。
まず利用する銀行の公式サイトから「ローン」「借り入れ」などをクリック。
カードローンのページを見つけたら、申し込み可能か条件を確認します。

多くの銀行では、

• 満20歳以上
• 継続安定した収入がある
• 保証会社の保証を受けられる
• 使いみちが事業性資金以外

が申し込み条件です。
中には年金収入だと利用できない銀行もあるので、必ず事前に確認すること。
さらに年齢上限は満69歳以下や満66歳未満など、銀行によって違うので注意してください。

SETP2：公式サイトから申し込む

申し込み条件に当てはまるなら、カードローンを申し込みます。
ページ内にある「審査申込」をクリックして、

• 名前
• 生年月日
• 住所
• メールアドレス

など、表示される必要事項を入力し、申し込みをクリックするだけと簡単です。
ちなみに同じ銀行に普通預金口座を持っていると、入力項目が少なくて済むなど、より手軽に申し込めます。

SETP3：本人確認・必要書類の提出

申し込みが完了したら、本人確認書類を提出します。
オンラインで申し込む場合は、写真を撮ってアップロードするだけ。
利用できるのは、

• 運転免許証
• 個人番号カード
• パスポート
• 住民基本台帳カード（顔写真付き）

などです。

多くの銀行では、希望限度額が50万円を超える場合、必要書類として収入証明書も求められます。
必要に応じて給与明細書などをアップロードしたら、後は審査結果を待つだけです。

SETP4：審査結果の確認

登録したメールアドレスや電話に連絡が来るので、審査結果を確認してください。
銀行カードローンも、現在は平日なら最短即日で審査が終わります。
ただし、申し込んだ時間帯や状況によっては数日かかるので、当日に連絡が来なくても焦らないこと。

SETP5：利用開始

• 普通預金口座（キャッシュカード）がある
• アプリを利用している

なら、審査が通れば、すぐにカードローンが利用可能。
ローン専用カードが必要な場合は、カードの到着を待っての利用開始になります。

まとめ

このページでは、銀行カードローンのメリットなどを解説してきました。
一度審査に通ってしまえば、限度額内なら何度でも手軽に利用できるから便利です。
ただ、手軽にお金が用意できるからこそ、使いすぎには注意が必要。
他にも色々なメリットがあり、計画的に利用すれば、お金に困ったときの助けになります。

銀行カードローンの重要ポイントをまとめます。

銀行カードローンの申し込み～審査は、あくまでも融資枠を決めるだけ。
審査後すぐに全額受け取るのでは無く、あなたの必要なタイミングで、必要な金額を借りる仕組みです。
契約上限額までなら何度でも利用できて、借りなければ負担はありません。

消費者金融カードローンより審査に時間はかかりますが、平日なら即日で結果が分かる銀行がほとんど。
それでいてノンバンクよりも金利が低く、安心感もあります。
銀行カードローンは、いざというときに備えて、早めに申し込んでおくのがおすすめです。