ファクタリング業者『えんナビ』の特徴や利用のメリット・デメリットについて詳しく解説

ファクタリング業者えんナビ
調査員:まさひろ
資金繰りに困ったとき借り入れしようとしても断られたり、信用情報に残って困るというケースもあります。

そこで、おすすめなのがファクタリング業者です。

今回は、ファクタリングのサービスを運営するえんナビの概要や流れ、メリット・デメリットなどについて解説します。

助さん
助さん
ご隠居、えんナビのファクタリングってどんなサービスなんですか?
黄門様
黄門様
ファクタリングは資金調達のために売掛債権を利用する正規の方法じゃ。
ファクタリングの詳しい話については私からご説明します。
お銀
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目次

えんナビのファクタリングとは

えんナビのファクタリングとは
えんナビは、株式会社インターテックという会社が運営するファクタリングサービスです。

えんナビではファクタリングに特化した金融事業を営んでおり、さまざまな大企業や中小企業が資金調達などの目的で利用しています。

業界の中でも優良企業として、ファクタリング專門の闇金などとは一線を画します。

助さん
助さん
えんナビの評判はいいのですか?
実際に、多くの利用者が存在しており、さまざまな口コミや評判のもとで同業者の中でもしっかりとした情報が出回っていることから高い信頼と人気を誇っていますね。
お銀
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ファクタリングとは

えんナビはファクタリングの事業を中心としていますが、ファクタリングはその特徴や仕組みを理解して使う必要があります。

まずファクタリングとは、欧米のビジネスなどで発展した資金調達方法です。

売掛債権(売掛金・請求書)をファクタリング業者が買取し、その代金として手数料を一部支払ってもらう代わりに、資金を融通します。

ファクタリングにはいくつか種類があり、完全な「買取型」と「保証型」に分類されます。

買取型では手数料を引く代わりに売掛債権を売却してしまう方法です。一方で、保証型は保証料を支払って保証会社に債権回収の保証をしてもらう方法です。

助さん
助さん
ファクタリングはどうして成立するのでしょうか?
ファクタリングの仕組み的には、取引先が倒産することことを考慮して審査を実施し、いくらまでなら支払えるかを算出することで取引金額などを決めています。また、ファクタリングには、方法的な種類だけでなく、「2社間ファクタリング」や「3社間ファクタリング」などの手法が複数用意してありますね。
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2社間ファクタリング・3社間ファクタリング

ファクタリングの手法として、えんナビは2社間ファクタリング3社間ファクタリングの両方を利用することができます。

2社間ファクタリングは、ファクタリング業者(えんナビ)と当事者(顧客企業)の2社との間で利用するサービスです。

売掛債権の支払い元である取引先企業は、ファクタリング取引に介入せず、2社間で完結させるのが特徴といえます。

反対に、3社間ファクタリングは、ファクタリング業者(えんナビ)と当事者(顧客企業)、取引企業の3社でファクタリング取引をする手法です。

助さん
助さん
なぜ2つも方法があるのでしょう?
それぞれの手法には、メリットやデメリットがあるため、利用者の都合に合わせて選択するのが一般的なんです。特に2社間は、素早く資金を得たくて、取引相手に知られたくないというときに活用されていますよ。
お銀
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秘密厳守

えんナビが優良企業である理由の1つには、徹底した秘密厳守が挙げられます。

企業の取引状況は大まかなものが公開されるのみで具体的な内容は秘匿されます。特にファクタリングはそれ自体が取引先企業との関係にも影響するため、顧客情報や取引内容は外にもれないことが重要となります。

えんナビを利用することで不安な社内情報や個人の情報などが漏れにくいのです。

手数料が安い

手数料が安い
ファクタリングでは、利用する際の業者選定条件として手数料があります。

例えば100万円を利用するのに手数料が15%あると15万円を引かれた金額しか入りません。しかし、それが10%や8%になれば、手数料負担を安くできるのです。

助さん
助さん
ファクタリングには手数料がかかるそうですが、えんナビはどのくらいですか?
えんナビの場合、手数料が5%程度の低水準なため、負担が少なく効率的な資金調達を行えますね。
お銀
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30万円~500万円まで対応

業者利用で気になるのは手数料だけでなく、利用できる債権額です。

ファクタリングは通常、高額利用が前提となっており、大手企業の額が高い売掛債権として利用されるのが通例です。

それに対してえんナビは、最低30万円からの売掛債権の買取ができます。

売掛債権を大きな金額にするには複数の債権をまとめる必要がありますが、30万円から利用できるえんナビでは最小単位で売掛債権の利用ができるのです。

調達に必要な額がそれほど高くない場合に銀行から少額融資を受ける必要もなくなるのです。

スピーディな現金化に対応

スピーディーな現金化に対応
えんナビの特徴は迅速な取引を行うことです。

ファクタリングには書類の用意や契約、書類提出、ヒアリング、振り込みなどさまざまな手続きを必要とし、業者に求められるのはどれだけ早くそれらを通じて振り込みまでたどり着けるかという点です。

助さん
助さん
えんナビのファクタリングってどのくらいの時間がかかるのでしょうか?
最短1日です。3社間ファクタリングのように通知や手続きに時間がかかるものでも2日が目安でしょう。
お銀
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最短で1日

えんナビは現金化するまでの手続きが早く、最短1日で振り込みまで実現することが可能です。

もちろん、ファクタリング手段によっても左右され、1日は最短での時間です。例えば、2社間ファクタリングの場合には即日から1日程度で振り込みできます。

一方、3社間ファクタリングでは承諾書や譲渡通知の実施などを経るため、当日から2日程度を目安としているのです。

売掛債権さえあれば即時現金化

ファクタリングで現金化に必要なものは基本的に売掛債権のみです。

そのため、取引手続きに必要な書類や証明書、契約書などを除けば、売掛債権以外に必要なものはありません。

スピーディな対応ができるだけの安全な売掛債権を有しており、審査などを素早く通過できる場合にファクタリング取引は大きな強みとなります。

審査に時間がかからない

えんナビではクレジットカードや金融機関融資のような審査に手間と時間がかかることがなく、通常のファクタリング取引とは別に審査で時間を取られることがありません。

ヒアリングや書類のやり取りには多少の手間がかかるものの、時間的にはわずかです。

24時間365日対応

資金調達が必要なタイミングによっては、土日祝日に申し込みが必要になることもあります。

えんナビは24時間365日で年中対応しており、夜や休みの日中時間帯などいつでも必要なときに必要な資金をファクタリングで調達する申し込みを行うことが可能です。

助さん
助さん
振り込みも土日にしてくれるの?
審査や振り込みは平日となるので、正確には申込み対応が24時間365日です。
お銀
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ファクタリング申し込みから振り込み・支払いまでの流れ

ファクタリング申し込みから振り込み・支払いまでの流れ

助さん
助さん
申し込みから振り込みまでの手順を教えてもらえますか?
ファクタリングの基本はヒアリングと売掛債権の確認、契約に振り込みのため、順に各ステップを経て振り込みを受けます。
お銀
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電話やフォームから申し込み

えんナビにファクタリングを申し込むには、ホームページにアクセスしてお問い合わせフォームから必要情報を送信するか、記載の電話番号に電話して連絡を取るかします。

フォームの場合は、会社名や個人情報、連絡先などを入力して用件(「ファクタリング」)にチェックを入れます。

その後、連絡先のメールアドレスや携帯番号に返信の連絡が届きます。

仮審査

申込みを終えたら、連絡で仮審査に進みます。

仮審査はようするに簡単なヒアリングのことを指しており、金額や入金日、ファクタリング資金の使用目的などを聴取します。

普通に申し込んで会社の資金として使われ、希望入金日を今すぐを要求でもしない限り、めったに仮審査で落とされることはありません。

助さん
助さん
ヒアリングって大変なんですか?
さまざまなことをヒアリングで聞かれることになるため、返答をあらかじめできるように経営者や周辺事情を把握している担当者が対応する必要があります。
お銀
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本審査

ヒアリング後は売掛債権の買取を行うリサーチをえんナビが実施します。

必要な書類には、

  • 法務局で入手できる「商業登記謄本」
  • 印鑑登録の「印鑑証明書」
  • 経営状態を把握するための「決算書の写し」
  • 取引先が売掛債権となった「取引契約書」 など

を提出します。

審査を通過できない会社は1割ほどのため、ほとんどの場合は本審査も問題なくクリアできるでしょう。

契約手続き

ファクタリングは債権に関する厳格な契約を結ぶ必要があり、契約書を直接、あるいは郵送やメールなどで間接的に行います。

えんナビからの振り込み

契約まで完了すると申し込み手続きとしては一通り完了し、指定の口座に振り込みが実施されます。

金額に問題がないかを確認して口座から資金を取り出したり、送金するなどしてその資金を活用します。

助さん
助さん
振り込みが完了しても取引は終わらないようですが、2社間と3社間で違いがあるのですか?
3社間ファクタリングの場合、この段階で利用者側取引は終了することとなります。一方、2社間ファクタリングはこの段階で取引は終わらず、入金支払いまで続けて必要です。
お銀
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取引先から売掛金入金(2社間ファクタリング)

2社間ファクタリングの場合は、取引先企業から売掛債権の代金が入金されます。

入金後支払い(2社間ファクタリング)

売掛金入金後は、えんナビでファクタリングを利用した金額を返すのに使います。

3社間ファクタリングでは必要ありませんが、2社間ファクタリングでは入金後支払いをもって取引の終了となります。

助さん
助さん
これで2社間ファクタリングも終了ですね。
そうなります。ただし、入金が何らかの形で遅れる場合には事前に連絡をしましょう。
お銀
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えんナビでファクタリングするメリット

えんナビでファクタリングするメリット

助さん
助さん
えんナビのファクタリングをわざわざ利用して資金調達するメリットってなんですか?
それは、えんナビのようなファクタリングでしか得られない資金調達を実現するために向いていることです。融資とは異なり、信用情報に影響を受けません。それに倒産リスクによる資金回収の問題をクリアできます。
お銀
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金融機関と審査方法が異なる

えんナビでファクタリングする最大のメリットは、金融機関の融資と審査方法が異なり、借りられない資金をファクタリングでは調達できることです。

資金調達の最大の難関は審査であり、融資ではその審査が厳しく、企業の状況によっては断られることも珍しくありません。

従来の資金調達方法としてよく使われる金融機関の融資では、財務諸表・決算書などから企業業績や将来性などを加味して、融資審査を行います。

その場合、担保や保証人を必要とし、倒産した場合のリスクを最小限にする仕組みとなっています。

融資で怖いのは返済がされないことであり、倒産や資金の焦げ付きでそれができなくなることです。それをチェックするための審査であり、信用情報機関のチェックも行われます。

それに対してファクタリングは、業績にあまり影響を受けにくいのが特徴で、融資を断られた会社でも使えることです。

保証人や担保の不動産も必要なく、信用情報がブラックでも利用を拒まれません。

助さん
助さん
信用情報のブラックな人にファクタリングを使わせてもいいのですか?
資金の出どころがそもそも売掛債権なので、業者はある程度リスクを抑えられるのです。だからこそ、利用者は資金のショートが心配な企業でも安心して利用できるのです。
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融資ではない資金調達ができる

融資ではない資金調達ができる
ファクタリングは仕組みとして融資扱いにされないというメリットがあります。

企業にとっては財務諸表などで借り入れを行うと短期、あるいは長期負債として帳簿に記載され、その返済のためにキャッシュが必要となるなど、経営状況に直結します。

それだけでなく、融資としてみた場合に、銀行や消費者金融等からの借り入れは、信用情報として借り入れの事実が残り、遅れれば信用情報が低下することもあります。

毎月一定期間の返済など一般家計なら負担を減らして意識しないようにすればそこまで大きな影響はでませんが、普段から取引を必要とし、経営状態が悪くなれば融資を必要とする企業にとっては借り入れの可否は大きな影響を受けるのです。

そこで、ファクタリングはあくまでも売掛債権の現金化であり、バランスシート上の負債にならないため、資金繰りの改善を可能とするのです。

えんナビでファクタリングするメリットは、このように融資ではない資金調達によるさまざまな恩恵を受けることができるのです。
お銀
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取引先の倒産に備えられる

本来、売掛債権は支払いに期限が決まっており、取引先企業はそれに合わせて支払います。

しかし、中にはその前に資金繰りが急速に悪化して支払いを終えることなく会社が倒産してしまうことがあるのです。

そこで、ファクタリングは取引先の倒産が起きれば売掛債権をえんナビに引き受けてもらい、資金調達としての役目のみを果たせるのです。

助さん
助さん
取引相手の倒産に売掛債権のリスクを低減できるのですね。
たとえ倒産で資金回収できなくなっても、その費用はえんナビから利用者に対しては責任が及ばないため、実質的に売掛債権の譲渡のみで取引が完了します。
お銀
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違法な行為ではない

ファクタリングはそもそも違法な行為ではなく、合法的に融資とは別の資金調達ができる方法です。

実際のところ、国である経済産業省・金融庁が推進しており、ファクタリングによる資金繰り改善としての手法としています。

助さん
助さん
給与ファクタリングは、名前にファクタリングと付いていますが、違法ではないのですか?
世の中には給与ファクタリングのように違法行為は存在し、給与を売掛債権とするというおかしな取引も成立していますが、本質的には給与ファクタリングはファクタリングではないため、同一視しないことが大切です。そのうえで、合法的にファクタリングで資金を調達します。
お銀
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場所に関係なく契約できる

場所に関係なく契約できる
ファクタリングでは法務局の書類による手続きなど業者のある近隣地域という制限を受けることがあります。そのため、近くの業者に依頼することがあります。

えんナビの場合、出張対応や電話・メールによる対応なども可能なため、場所による制約を受けないのです。

したがって、地方に拠点を構える中小企業でも気軽にファクタリングを申し込めます。

償還請求権がないファクタリングで保証不要

えんナビのファクタリングには保証が要らないというメリットがあります。

その保証というのが「償還請求権」であり、それがえんナビにはないことです。

ファクタリングの場合、返済のできなくなった取引先企業に代わって、ファクタリング当事者である申し込みした利用者に売掛債権の費用を請求することができることと言い換えられます。

つまり、えんナビのファクタリングに「償還請求権がない」ということは、取引先が倒産してもその資金回収を利用者には求めないということです。

助さん
助さん
ファクタリングで使われる償還請求権って債権全般で出てくる用語ですよね?
はい。ファクタリングに限らず、償還請求権とは、費用請求において返還するように相手に求めることができる権利のことです。ファクタリング取引の場合は申し込み前に、この償還請求権の項目をチェックしておきます。
お銀
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えんナビでファクタリングするデメリット

えんナビでファクタリングするデメリット

助さん
助さん
えんナビでファクタリングするメリットはわかりました。ところで、デメリットはあるのでしょうか?
もちろんあります。会社によってはそこまで大きくないデメリットですが、重要なものだけでも一応押さえておきましょう。
お銀
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利息とは原理が異なる手数料がかかる

ファクタリングには融資のような法定利率などが決まっておらず、手数料が全く別の仕組みで決まります。

そのため、ファクタリング業者によって手数料が決まり、利息とは考え方の異なる原理で支払う必要があります。

もちろん、えんナビは手数料がそこまで高くないため、利息をもとにした交渉や支払いでの融通などがないという点がデメリットとなるでしょう。

信用を得られないことがある

いくら審査の多くを通しているえんナビであってもファクタリング申込後に信用を得られずに断られることがあります。

企業状況によっては、その売掛債権からファクタリングが難しいなどさまざまな要因から判断されます。

助さん
助さん
ファクタリングにはデメリットもあるけど、メリットのほうが多いということはわかります。
その通りですね。自社にとってのメリットを探し出して利用することが妥当でしょう。
お銀
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ファクタリングを利用するなら手数料の安いえんナビがおすすめ

ファクタリングを利用するなら手数料の安いえんナビがおすすめ
今回はえんナビのファクタリングの特徴について取り上げました。

手数料が安くスピーディな対応は多くの企業から有料なサービスと認識されており、合法的に融資に頼らない資金調達が出来ます。

メリットやサービスの特徴などを見定めて、実際に利用してみましょう。

この記事を書いた人

某私立大学を卒業後、中堅食品メーカーに就職。
学生時代から食べることが好きで、就職後は定期的にご褒美として高級料理を食べるようになったのですが、給料だけでは足りない場合もあり、最初はクレジットカード払いにして支払いを先延ばしにして対応していました。

しかし、限度額もあるため、何か良い方法はないかと調べているとファクタリングの存在を知りました。

ファクタリングは事業者向けだと思っていたが、個人向けの業者もあると知り使ってみたものの、手数料や入金スピードなどが業者で違い、注意しないと損をするどころか騙される危険があること実感しました。

金融庁も注意喚起していて、実際に騙されている人が多いことを知ったので、それならと自身の経験を活かしつつ、ファクタリングの関する情報発信を始めています。

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