クレジットカードは利用限度額を設定した範囲内でいつでも好きなだけ使えるからこそ、つい使いすぎてしまうという問題点を抱えています。
しかし、使いすぎを防ぐ方法さえ身につけておけば、日常生活を豊かにするツールとして使用可能です。
では、どのような方法で使いすぎを防ぎ、万が一使いすぎてどうにもならなくなったらどうすれば良いのでしょうか。
クレジットカードの使いすぎは契約内容を理解していないことが原因
現金主義を貫いている人であっても、近年は支払い方法としてクレジットカード限定で特典が受けられる
- 格安SIM
- プロバイダー料金
が登場しています。
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クレジットカードのキャンペーン・特典のお得さについて
クレジットカードを使いすぎたら怖いと考えて、そもそもクレジットカードを持たない主義の人は案外慎重な使い方をするものです。
実際にクレジットカードを使いすぎてしまう人は、利用限度額の意味を勘違いして契約内容を理解していない人と考えられます。
クレジットカードは一括払いのみ利用すれば使いすぎることは無い
クレジットカードには様々な種類がありますが、一括払いしか利用出来ないクレジットカードならば、支払いが怖くてクレジットカードを使いすぎることはありません。
例えば、AmericanExpressではクレジットカード審査は一括払い審査のみ行われるので、新規発行から3ヶ月間は一括払い専用クレジットカードです。
利用開始から3ヶ月経過して以降、希望者のみ分割払い審査へ申し込み出来るようになるので、使いすぎを心配するならそもそも分割払いを申し込まなければ良いわけです。
もし一括払いのみで支払不能に陥ったら怖いと考えているなら、
- クレジットカード代金支払い口座を総合口座に設定
- 自動貸越契約をセット
して利用限度額を賄えるだけの定期預金を紐付けしておけば安心できます。
実際には毎月支払えるだけの金額にしようと決めておけば、そもそも使いすぎる心配はなくなるわけです。
利用限度額を敢えて下げる方法が有効
クレジットカードを使いすぎてしまう人の多くは、利用限度額増額案内が届いた時に気軽に応じてしまう傾向が強いです。
クレジットカードの利用限度額があまりにも多く、
- 分割払い
- リボ払い
を利用していると、ついいくら残債があるという考え方から利用限度額まであといくら使えるという考え方に変わる点に注意しなければなりません。
クレジットカードの利用限度額は預貯金とは異なるという点を明確にしておくことが重要です。
どうしても利用限度額まで使い切ってしまう心配があるなら、思い切ってクレジットカード会社へ連絡して利用限度額を下げてもらう方法があります。
正直にクレジットカードを使いすぎる心配があるからと申告して利用限度額を下げれば、慎重な考え方を持ち返済に責任を持てる優良顧客という印象を持ってくれます。
定期的にクレジットカードの断捨離を行う
クレジットカードを使いすぎないようにする方法として、
- 毎月固定で支払うために必要なクレジットカード
- 普段の買い物で使うクレジットカード
を明確に分ける方法があります。
- 家賃
- 光熱費
- 公共料金
- プロバイダー料金
- 携帯電話料金
といった毎月必ず固定で支出がある支払いは、
- 専用のクレジットカード
- 預金口座
を用意して固定費として決済を行います。
他の一般的な買い物に使うクレジットカードと明確に分けることで、クレジットカードを使いすぎる心配を防ぐわけです。
生活費必需品の購入以外で使うクレジットカードの代金として使いすぎない目安は給与額により変わるものの、手取り月収の15%以内に抑える工夫を行えば使いすぎという心配はありません。
実際に月収の15%を超える支出をクレジットカード決済すると、支払いを先延ばしにしているだけで残債が溜まってしまいがちです。
クレジットカードの利用明細票を確認して、無くても困らないクレジットカードは解約するといった断捨離を並行すれば、3枚程度にクレジットカード枚数を抑えられます。
断捨離する際は、一旦下記の記事を見てからがおすすめです。
自分が普段どのようなシチュエーションでクレジットカードを使うかなども考えながら断捨離してください。
クレジットカードの使いすぎを防ぐ有効な方法
クレジットカードの利用明細票は、毎月細かく確認するだけで無駄遣いを探し出すツールとして利用可能です。
クレジットカードは財布の現金が減るわけでは無いために、つい衝動買いをしてしまいます。
常にお金を意識した使い方を行い使いすぎを防ぐためにはどのような方法が有効となるのでしょうか。
クレジットカードとデビットカードを併用して使いすぎを防止
日常生活でカードを使った買い物により各種ポイント還元を受けたいなら、クレジットカードだけでなく
- デビットカード
- プリペイドカード
を併用するという方法があります。
古くからあるJ-Debitとは異なり海外ではクレジットカード同様の使い方をされているクレジットカード決済システムを使ったデビットカードやプリペイドカードならば、クレジットカードによる決済額を月収の15%迄と決めておき、上回る部分はデビットカードやプリペイドカードを利用する方法があります。
デビットカードと紐付ける銀行口座を専用に用意しておけば、預金残高以上は使えないからこそ使いすぎを起こすことがありません。
プリペイドカードも同様にLINE PAYなら
- セブン銀行ATM
- コンビニ店頭レジ
にてチャージして使えます。
小銭を出し入れする必要が無いという点で大きなメリットがあります。
固定費の支払いにクレジットカードを利用する
固定費の支払いにクレジットカードを利用する際には、なるべく
- 固定費専用のクレジットカード
- 預金口座
を準備することで使いすぎを防ぐ役割を持たせることが可能です。
毎月の固定費としていくら掛かるのか家計簿を付けていれば分かりますが、
- 電気料金
- 都市ガス料金
など季節により冷暖房費が嵩み変動が起きる部分も考慮して、固定費専用の引き落とし口座へ最大支出額となる月に合わせて毎月入金しておきます。
節約出来た月の固定費は預金口座へそのまま残り続けるので、固定費の支払いのために利用している預金口座がそのまま節約の成果を確認出来る貯蓄口座へと早変わりするわけです。
日々の支払いはデビットカードに任せる
日常生活でキャッシュレス化を進める時にクレジットカードを使いすぎる心配があるならば、普段はクレジットカードを持ち歩かないという選択があります。
キャッシュレス化を行うことは、必ずしもクレジットカードを利用しなければならないわけではなく、
- デビットカード
- QRコード決済
といった様々なサービスを利用可能です。
国際決済ブランドマークが入った
- デビットカード
- プリペイドカード
ならば、クレジットカードの一括払いと同じ使い方が出来るだけでなく、預金口座内の現金やプリペイドカード残高の範囲内でしか使えません。
クレジットカードからのチャージに対応している場合には、チャージ額に上限を設けることで使いすぎを防げるわけです。
クレジットカードの利用限度枠を預貯金と勘違いしない
クレジットカードの利用限度枠は、以下の点により総合的に判断された返済可能な与信枠です。
- クレジットカード会社に届け出た年収
- 他社借入状況
派手な生活や無理なクレジットカードの使い方をしない限りは、適切な支払い方法を選択している限り支払不能に陥る可能性が少ない金額となっています。
クレジットカードにて購入した商品は、支払いを後で必ず行うという点に注意しなければなりません。
給与振込口座とクレジットカード代金引き落とし口座を分離しておき、クレジットカードを使った金額を給与振込口座から移しておくことも1つの方法です。
クレジットカードを多用しすぎると、使いすぎの原因としてクレジットカード利用限度枠をあたかも自分の預貯金と錯覚しかねない点が問題となります。
そこで、クレジットカードの利用限度枠はなるべく自らの月収程度に下げておくという手があるわけです。
クレジットカードを使いすぎる原因をしっかり掴んで対策しよう
クレジットカードの使いすぎは、
- 分割払い
- リボ払い
の仕組みを正確に知らないことが原因で起きやすいです。
金利が高いキャッシング枠の利用や分割払いとリボ払いの使いすぎを避けて、
- 一括払い
- 2回払い
- ボーナス一括払い
といった金利手数料無料の支払い方法に限定して使うことが無駄な支払いを減らすことに役立ちます。
クレジットカードを利用する目的を明確に持ち、無茶な使いすぎを避けることが安全なクレジットカードの使い方として有効です。